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『クヒオ大佐』を観る





これ、何故だかとっても楽しみにしていました。
もちろん堺雅人君だから…ではあります。
で早速感想を。


最初クヒオ大佐登場から笑えます。

歩き方も喋り方も目配せ、手の動き…すべて完璧、気弱なくせに大胆な胡散臭い詐欺師。

いやあ…巧いなぁ…と。

脅す松雪さん弟との掛け合いも面白く。
ファミレスでの出来事も彼の人間性を覗かせるいいシーンだった…。

ただ見ながら何故だかしっくり来ない。
コメディとして笑いとばすのとはちょっと匂いが違います。
何が?
うーん。

恋愛初心者松雪さんが彼を本当に本当に愛しちゃったのはよくわかったんですよね。

若い女の子は
失恋っていうか…
日々の鬱屈した生活の憂さ晴らしというか…
本当に魔が差したというか自暴自棄に近い。
明らかに胡散臭いと気づきながらも身を任せるわけで。

お水のお姉さんに至ってはおそらく最初から騙されてないし、
かえっていいように遊ばれてます。クヒオ大佐。


で。
じゃあ反対にクヒオ大佐はというと…。
私にはどれも本当に愛しているように見えなかったんですよね…。

見えてはいけないのか?
何故騙されたのかわからない…というのが前提だから、
誰もが納得出来るような演技はこの場合不必要といえば不必要。

彼(竹内?だったっけ)はクヒオ大佐を演じることに夢中で、共演者は誰でもよくて。
騙す対象はちょっとしたきっかけでぴんときた女?

松雪さんがいうように「好きだったから」騙したのかな。

銀座のホステスのように、「騙したんじゃない、相手が望んだから…」というものの。
誰が何を望んだんだ?
プロ根性が全く感じられない。

つく嘘も至っていい加減。行き当たりばったり。
美学がない。

たぶん彼は騙しのプロではなく、妄想癖とか虚言癖とか。
そういうレベルなんじゃないかなぁ…。
本人もクヒオ大佐になりたくて仕方なかった…。

女たちと会っている間は紛れもなくクヒオ大佐になれる瞬間。
お金はクヒオ大佐になりきるための軍資金ってところなんだろうなぁ。

堺雅人もインタビューで答えていますが、この映画確かにクヒオが主役ではないと思います。

怪しい「彼」を媒介に
何かが欲しかった女たちの話なんでしょうか。

きっと何が欲しかったのかは三者三様でそれをクヒオが持っていたのかは実に怪しい。

あの三人にとっても誰でも良かったのかもしれない…。

恋をするということは自分を肯定できる一番手っ取り早い方法?
でも一番難しい気もする…。

「何で私だったの?」
答えを知りたがる若い女。

「死ねば本当になるから」
世界平和の夢の中で死を選ぼうとする女。

「バカみたいで可笑しかった」
とちょっと寂しげに呟く女。

結局みんな自分の価値を測ろうとしていたのかな…。
あんないい加減な定規で。

そんなことを思いました。
何故彼が自分を選んだのか。

そこに愛や金や何かがある…。
たぶん
「騙しやすそうだったから」
なんて理由はなく。
「特別な理由」を見つけたかった。
のかな。

特別な理由…あったのかな。

クヒオ自体が自分を特別な存在だと思いたかったんだろうなぁ…。

なんか…悲しい話だなぁ。

かなり笑ったわりにそんな悲しい感想です。

ああ・・堺雅人のセクシーショット・・いろいろ拝ませていただきました。

最近筋肉が美しい背中を見慣れたせいか
クヒオのゆるい背中が妙に生々しかったです。


期待が大きすぎたでしょうか…。
想像してたイメージとも違くてちょっと残念。


導入部とエンディング付近の内野君に始まる不思議な作りのせいもあったかな・・。
アメリカにあそこまでこだわる必要があったのかな・・・。

ちょっと肩すかしを食らった感じがしました。(^_^;)



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