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彼女たちが好きなのには訳がある。『パリ、テキサス』を観る。





しばらく前に発売されたCREA。
ビョンの記事は大したことありませんでしたが、
映画特集が面白くて即決購入。
かなり読み応えありました。
いろんな方が好きな映画、テーマ別お勧め映画を10本紹介する特集があり、
そのラインナップを見ているととても個性があって面白いなぁーと感じました。
そんな中、気になったのが『パリ、テキサス』
香椎由宇ちゃん、桜庭一樹さんが上位でお勧め。
実はこの映画、蓮實重彦先生お勧めリストの上位にあり、予てから興味津々。
多分、とっても有名な映画なのだと思いますが、私は案の定未見。(^_^;)
…というわけで遅ればせながら鑑賞です。

広い荒涼とした大地。
真っ青な空。
しゃべらない汚い男。

この男、何故しゃべらないのか、何故放浪しているのか…全くわかりません。

医師に保護され、善良そうな弟がお迎えにきます。
果てしなく続くテキサス州の荒地。
兄弟二人旅。
弟話かけるも兄答えず。
迎えにきた弟ならずとも
「何か喋ろよっ!」とぶち切れたくなる。
疲れた頭で観ていたのでこのあたり何度か意識喪失。(笑)

喋ってくれないと寝てしまう。
弟の気持ちよくわかります。

で何とかLAにたどり着き。
弟の家に居候。
迎えたのは
優しく綺麗な弟の奥さんとまだ幼い喋らない汚い男の実の息子。
この子が無茶苦茶綺麗で可愛い。
何故こんな綺麗な息子なんだ…。
汚い男、この綺麗な可愛い息子に会いだんだん正気を取り戻し始めます。
彼が四年も放浪したのには深い訳があって…。

後半、男と息子の二人旅。
旅の目的は失踪した母を探すこと。
僅かな情報を手がかりに広い大地を走るボロボロの車。
深まる親子の絆。

再会…号泣…号泣。  Fin
(一応フランス映画です?)

ナスターシャ・キンスキーがべらぼうに美しい。

そして後半のガラスを通しての2人のやりとりは泣かずには観られません。
何処か「悪い男」を思い出させます。

男がかつての自分を語る姿。
あんたどんだけ好きだったんだよ~。

彼女もきっときっと辛かったんだろう。(号泣中)

ただ淡々と語るだけなのに、彼らの愛を彼らの幸福な姿を、彼らの修羅を想像できる。

こういう映画凄いなと、単純に感動しました。

またエンディングがいいのですよ。(泣泣)

ストーリーもいいけど
映像もとても綺麗。
どこか詩的な印象漂います。

いやぁ…皆さんお勧めには訳があるんだなぁと納得した次第です。

それからとても面白かったのは、幸せな頃の家族の姿をおさめたビデオがあって。

男家族と弟夫婦。
5人が実に幸せそうに映し出されます。
まだ、3才くらいな息子はそりゃあそりゃあ可愛くて。
美しい妻と元気な男はそりゃあそりゃあ可愛がっている。
男によそよそしかった息子ですが、そのビデオを観た後、とても心理的距離が近づいたのがわかります。

優しい弟夫婦のもと、実の息子のように愛され、大切に育てられていた彼ですが、彼は実の父と旅立つことをあっさり選ぶんですよね。
冒険心か、母への想いか、血が呼ぶのか…。
彼の両親の記憶はおそらくこのビデオの映像が全て。
だからこそ、彼は父との旅を選んだ気がするんですよね。

我が子を見ていてよく思いますが、
彼らの記憶は録画した自分が映るビデオをその後何度か見る事で色づけられているような気がします。
曖昧だった記憶を確認するというか、忘れないように上書きするというか。

息子くんにとってはあの愛された記憶が忘れ得ぬ愛の証なんでしょうか。

★★★★






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