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『悪魔を見た』を見た。

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この日のために。
レビューも読まず。
インタビューも読まず。
ぐっどだうんろーだーに徹し。
直輸入せず。
ひたすら耐えておりました。

『悪魔を見た』

先入観なく
まっさらな心で
字幕付きの完成した作品を
大スクリーンの中の彼を
真っ暗な中で誰にも邪魔されず
眺めてみたかった。

酷評がチラチラ飛び交う中
自分の目で彼を見極めたい。
ずっとそう思っていました。

何でですかねぇ。
ここ数年、彼の新作映画が上映される時にはすっかり耳年増で。(笑)
ちょっと新鮮な気持ちで接してみたかったのかもしれません。

そして一昨晩。
鑑賞してまいりました。

以下ネタバレ含みます。
各自のご判断で。






『悪魔を見た』感想

とにかく大変面白かったです。
ジウン監督が脚本を書かずとも、明らかにジウン色の映画。
正直なところ、毎度のようにストーリーはちょっと置いておいて。(笑)
ギョンチョル役のミンシクおじとスヒョン役のビョンホンしかほとんど印象に残らず。
ある意味それが全ての映画?

熱演してくれた女性の皆さん、
相変わらずデクノボウの刑事の皆さん、
変質者の皆さん
・・・には大変申し訳ないのですが、ある意味彼らが小道具と思えるほど2人の存在感が圧巻です。
2人を目の前に頭を押さえつけられている感じ。
惹き付けられて目が離せない。


本国での上映許可に手間取るほどの
過激な描写が話題となっていた本作品。

どんだけ凄いのだろうと警戒していたせいか、
その点では想定の範囲内でした。

かなり削っているのでしょうか。
猟奇友達が何を食べていたのかは
想像にお任せでしょうか。

毎度ギョンチョルが振り上げバンッと音がすると同時に目をつぶってしまったんですが。
でもスヒョンが攻撃するときは目を逸らさず、
彼の一挙手一投足をじっくり。
何とも切ない。
何ともやり切れない。
そんな表情の彼が無茶苦茶美しく。
青い炎がメラメラと燃える様を穴があくほどじっと見つめておりました。

ギョンチョルの畜生ぶりには脱帽。
どこかロバートデニーロを彷彿とさせる存在感。
こんな役をやろうとも彼は韓国のトップ映画俳優なんだ。
いや、こんな彼だからトップなんだと
どうにもしようがないほど最悪な悪魔の彼を呆然と眺めておりました。

そんなロバートデニーロがイイところになると現れる正義の味方。(笑)

途中あまりに可笑しくて不謹慎にもゲラゲラ笑ってしまい、
あージウン監督らしいなぁと嬉しく思ったり、
本当はコメディなんじゃないかと疑ってみたり。

でもスヒョンの表情を見ているとどうにもしようがないほど我事のように痛みを感じてくる。

もし、自分の大切な人があんな風に殺されたら。
自分に戦う力があったら。
こんな復讐もあるのではないか。

殺さないのではなく
殺せないのではないか。

何度も何度も繰り返す苦痛を与える作業。
金を与え、治療を施し、命を繋ぎ続ける。
そのスヒョンの行為に
悪魔になりたくない、人としての信念というか、殺人鬼と自分の違いを見い出したい願望のようなものを感じました。

殺してやりたいほど憎いけれど、殺せないジレンマ。

殺せるのに殺せない。

それは人としての本質を問われているのかもしれない。

悪態をつき続けるギョンチョルを悲しげに見つめる瞳から流れ出す彼の涙は、
人の良心へのささやかな希望のようにも思え胸がぎゅーと締めつけられました。



ラストシーン。

自ら手を下さなかったにもかかわらず、壊れてしまった彼。

ギョンチョルを自らの手で死に至らしめる以上にある意味残酷な終末。

ここはやっぱり脚本が他の人だから?
ありがちながら、なかなか味がある展開がよかった。(ストーリーあり・笑)

自分が悪魔に魂を渡してしまったことに絶望し、狂ってしまったのか。
自分の中に悪魔を見たという表現のほうがしっくり来るかな。

まるで笑っているかのようなスヒョンの表情をみたときは、
「そう来るか…」と
ジウン監督のディレクションなのか、
ビョンホンssiの演技力なのか、
とにかく驚いたというか、感心したというか、呆気にとられたというか。

久々に魂持って行かれる思いでした。

復讐という行為は人間性を放棄しなければ成立しないのでしょうか…。
いや、人間だからこそ復讐したいと思う感情が沸き起こるんだろうなぁ。
悶々。

私には彼が復讐を楽しんでいるようには全く見えなかったです。
復讐とは目的を達成したとしても報われない行為なのかもしれないなぁ。
などといろいろ考えておりました。

残虐シーンや強姦シーンに焦点が当たりがちですが、私は本質はそこになく舞台設定の一部と理解しました。

とても心に残り、胸がえぐられるような映画。

ひとつ。
オ課長は殴ってやりたい。(笑)
あなたが無能だから、スヒョンが大変なんじゃない!!
本当に韓国警察はどれだけ無能なのか。(呆)
刑事ドラマばっかり放送してる日本からは考えられないわー。

とにかく。

かなり歪な映画ですが、
歪さが大好き。
ジウン監督が撮る艶っぽくて美しい不幸な彼が大好き。
ジウン監督の音楽センスが大好き。
ジウン監督の色彩感覚が大好き。

生彼にはサービスしてもらっておいて
申し訳ないんですが。
スクリーンの彼が良すぎて影薄し。
でも板前さんみたいにスッキリしてていつも通り綺麗でした。
ジウンちゃんはちゃんとウケを狙って良くできましたー。

今度はエンドロールまでゆっくり堪能したいと思います。
あーワクワクしちゃう。



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16:17 | 映画 | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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Comments

# 何度も行くよ!
haruさん、あんにょん!
久々に飛んできました。
新宿歌舞伎町に私が居るなんて・・・不思議な体験。
本物の映画館で本物の映画を観た。
私、まんまとスヒョンに同化しちゃって・・・スヒョンの一挙手一投足を逃さず観てた。
やられたらやり返す、全てがそれではいけないけど、そうするに十分な理由づけ。
あぁされたら、あぁするしかなかった。
純愛映画?流石!ジウン監督!おされだね~鳥肌立ったv-532
あのラストさえ私は許せた。
スヒョンに涙するんじゃなくてスヒョンになって涙する自分が居た。
どうなっちゃってもいいの・・・一番大切なものを奪われたんだもん。
監督~大切な人を放さないでって・・・放したくて放したわけじゃないじゃん。
実社会でもこんな悲惨な事件が起きてるよね。
頭を掠める事件がいつくかある。
私の考えはいけないのかもしれない、危ないかもしれない・・
もっと考えたいから、何度も観に行くよ・・・びょんv-221
ブルーとグリーンが綺麗だったね。
タイトなスヒョンの衣装もv-426
26日が待ち遠しい。
by: sora | 2011/02/13 21:04 | URL [編集] | page top↑

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