スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

快楽≧愛?「恋人のいる時間」を観る

あまりにマニアネタですの興味のある方だけお付き合い下さい。





年末やるべきことは山のようにあるけれど…。
みんな用があって出掛けるっていうので「私もちょっと用があって…」
としらばっくれて出掛けてきてしまいました。
掃除?
掃除かぁ…年末やります。(泣笑)

…というわけで向かった先はフレンチシネマで5週間
ジャン・リュック・ゴダール監督作品
「恋人のいる時間」

『恋人のいる時間』

これを逃したらたぶんもう観ることはないだろう。

面白いかどうかわからないけれどとにかく観てみたい。
もう好奇心で頭がこんな(どんな?笑)
行かないわけにはいかなくなってしまいました。

映画館
新宿の繁華街ど真ん中にあります。
新宿は…美しくないですね~。
久々に行ってちょっとげっそり。
そんなザワザワの中に小綺麗な雑居ビル。
その三階にひっそりとある小さな映画館がK's cinemaです。
この前までは中国映画特集かけてたミニシアター。
ここでひっそりと上映。
お客様は20人いるかいないか。
しかも女性は私含め3人?(笑)
一体どんな映画でしょう。
ドキドキする中、上映開始。

えっとですね…。
わざとモノクロです。
冒頭白いシーツに女性の手のアップ。
そこに毛むくじゃらのフランス男の手がそそと寄ってきます。
「分からないの」
彼女の第一声はそんなセリフから。

妙に哲学的な掛け合いはいかにもゴダールゴダールな感じ。
その後
彼女の肩
彼女のお臍
彼女の太もも
彼女のふくらはぎ
のアップ
男の手がそっと愛撫するシーンが続きます。
彼女…結構いいガタイしてます。
決して若くないし。特別綺麗なプロポーションではないと思うのですが。
子猫のような
小悪魔のような表情…仕草
視線…が驚くほど妖しい。妙に魅力的です。
かれこれ40年前の映画ですので、下着はズロースのようですし、ブラも今に比べたらトホホくらいマダムチックなのですがこれが妙に色っぽい。
地味な服装さえエロチックに見えてくるから不思議です。

とにかく。
激しい場面なんかこれっぽっちもないのに映画全編がエロチック。
私の頭がエロチック?
いやそうじゃないと思うんですけど…。(^_^;)

視覚的にはずっとそんな感じで進みます。
挨拶程度のフレンチで繰り返されるキス…
夫と恋人の間を泳ぐ女。
さ迷うとか
渡歩くとか
揺れるとか
そういう感じじゃなくて。
泳ぐ…って感じ。
この女性
果たして男たちを愛していたんだろうか…。
現在が好き。
何も深く考えなくていい今が好きだという女。
過去や記憶に興味がない女。
快楽=愛でないことに納得出来ない女。
彼女の目の前には男が二人いても彼女の目には自分しか映っていないような。

彼女に愛という感情について尋ねられた恋人が「君を思う気持ちのすべて」だと答えるのですが、「そうじゃなくてあなたにとっての愛が何かを聞いているのよ」
と問い直すシーンがあります。
愛という感情は相手がいて初めて成立する気がする私としてはその捉え方がとても興味深く。

私は幸せなのだろうか…と自問自答する彼女は幸せなのだろうか…と考えこんでしまいました。

人の幸せの定義は今も昔も変わらず難しいようです。

ところどころクスクス笑えるシーンもあり。

この映画を新宿まで見に行った私は幸せなのだろうか。(笑)
遊び過ぎて段々感覚が麻痺してきたかもしれません。

当時の流行だったのか…画面から顔がはみ出すほどのアップのカット。
パーツに寄ったカメラワークは先日観たアニエスヴァルタ「幸福」に通じるものあり。
映像として面白かったです。
ゴダール好き
哲学好きな方にはお勧め。
世の中にはいろんな映画があるのだと感じる一品です。
スポンサーサイト
21:19 | 映画 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
Merry Christmas! | top | あの人も遠くか(笑)

Comments

# 遠い昔・・・
こんばんは、haruさん。
私も20代前半のころ、一度だけゴダールの映画を観に行ったことがありました。
たしか「パッション」という作品。
内容はもう全然憶えてなくて。
ベリーショートヘアの女の子が出てきて、、、っていうくらいしか記憶がない。
で、途中寝ちゃったんですよ、10分くらいかな。
でも画面がまったく変わってなかった。
それ以来私にはゴダールは無理とあきらめております。
もしかして、今観たら少しくらいはわかるんでしょうか?
映像はおしゃれだったと思います。
by: もとよ | 2008/12/24 00:38 | URL [編集] | page top↑
#
マイナートピにお付き合いありがとうです。…ここは全部マイナートピか(笑)
さて、ゴダール。
私も語れるほど観てないズブのド素人の初心者ですが、今まで観た数本のどれもが
セリフが謎なぞ。
画像は斬新
インテリアやファッションは美しく
女は艶やか。

固定ファンがいて長い間愛されているのがわかる気がします。
彼しか描けない世界がある…カリスマ性っていうんでしょうか。
好きな人はたまらなく好きなんでしょうね。

ゴダールの映画は元気な時じゃないと多分寝てしまいます。(笑)

ストーリーが展開しない。
確かに寝ちゃって15分後に起きても問題ないでしょうね。

パリの風景あまり変わらない?

40年経っても変わらない何かを見たいのかも。
面白かったです。
by: もとよさんへ | 2008/12/25 10:46 | URL [編集] | page top↑

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://harunoshin1227.blog94.fc2.com/tb.php/44-d2f12e13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。