スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

不安で哲学な彼もまたよし。『Status Anxiety』

人としていかに生きるか・・・

幸せとは何なのか・・・

金銭・名声・影響力のすべてを手にしているであろう彼はこの本を手に取り、読み
何かを感じ、それを我々ファンにも分けてくれようと思ったにちがいない。

たぶん、私は彼のそういうところがとてつもなく好きでたまらない気がします。

『Status Anxiety』 

会報に紹介されていたそのままの書名の本は日本では出版されておりませんが
ALAIN DE BOTTON 著書で「不安」について書かれている本といえばこれだと
辿り着きましたのはこちら。

『もうひとつの愛を哲学する』 ~ステイタスの不安 

書評はこちらから情報考学 橋本大也

結論書いて下さってありがとう。(感涙)

さて。
では私なりに感想です。

あとがきより抜粋すれば

・・・アラン・ド・ボトンは 「ひとは『二つの愛』を求めて生きる 」 という。
ひとつは性的な、またロマンチックな愛であり、もうひとつは高いステイタスへの愛である。
人を高いステイタス(身分・立場・所属する社会の中での位置)へと駆り立てるのは
金銭や名声や影響力を持つことへの憧れではなく、
その結果として受け取る「愛の大きさ」によるのではないか、と。・・・


本書ではこの第二のラブストーリーとも言える「高いステイタスへの愛」を
経済学・倫理学・心理学・歴史学・宗教など多様な側面から分析し、その理解に
努め、よりよく生きることに関していくつかのヒントを読者に提示してくれているようです。

かなり私にとっては難解でしたが面白く読みました。
倫理社会の授業で名前しか聞いたことないよ~というアダム・スミスやジャン・ジャック・ルソーの名前が飛び交う中、一時はどうなるか・・と思いましたが読み終わってみれば
とても今の自分に必要な身近で大切なことが書いてあったように思うんですよね・・。

特に面白いなぁ~と感じた部分を何箇所か紹介するとですね。

どうすればステイタス不安から抜け出せるかについて
芸術からアプローチした見解がとても興味深かったです。

例えば小説や絵画。
ジェインオースティンやバルザック、エリオットの小説、
シャルダン、トマスジョーンズの絵画が俗物主義に捕らわれず日々の暮らしを描き、
この世で何を評価し、何に名誉を与えるべきかについて教えてくれる話は
視点がとても面白かったです。
絵画は私は立派な宗教画や歴史画よりこういう作品が好きなので
こういう見方もあるんだ・・なるほどね・・とひたすら感心。


それからジョン・ラスキンの言葉はとっても印象深く。

このジョン・ラスキンなる人物は
金銭や土地などの物質的豊かさではなく
親切の豊かさ、好奇心の豊かさ、感受性の豊かさ、謙遜する心の豊かさ、知性の豊かさを願い、こういう資質のセットを「人生」と呼ぶ人。

土地でもっとも豊かな人は大地主ではなく、夜空の星に胸が痛くなるほどの驚異を感じる人々や、他者の苦しみをもっともよく生き生きと伝えることができる人であるというような人で
「人生を抜きにした富はない」と説きます。
こうありたいなぁ~とひたすら感心。

広大な風景は果てしない空間を代表し、廃墟は果てしない時間を代表する。
果てしないこの二つの前では人間の間にどれほどの違いが存在しようと
それがどれほどバカバカしいほど小さな違いであるかを痛感する。
あ~だから人は海を愛し、山を愛し、コロッセウムやローマの遺跡を愛するんだ・・とひたすら感心。

キリスト教の立場を読みつつ、「ひとの子」を思い出し。
反ブルジョアを掲げる「ボヘミアン」についての記述を読めば
我が家の息子はボヘミアンかもしれない・・と思ってみたり。(笑)

とにかく。
この著者、何人の著書を読んだのか・・本当に感心する。(そこかっ!)
人生について
ものの価値観について
客観的に考え直すにはとても有用な一冊のように思いました。
絵とか写真もいっぱいあって易しく書いてくれてある印象です。

しかし、だいたいこういう疑問を持つのは高いステイタスとされる人々なんだろうな・・と。
相変わらず、俗物主義の捨てられない私は思ってしまうのですが。(^_^;)

どう生きたいか・・漠然とでも理想を思い描くことで何もしないよりは
それに近づくことができるかもしれないなぁ~と。
うちなる自分をどうしたら磨けるのかと・・思い悩んだりしております。

読んでみる気になりました?
是非。
彼の好意は断れませんから(笑)

そうそう。
余談ですが、この著者であるアラン・ド・ボトン氏 弱冠39歳の哲学者。
いいですね~。
いつか対談でも。果てしない野望。
すっごく話、盛り上がりそうだ。(笑)

参考までにこちら
yomiuri online 易しい哲学書が好評

you tube には彼自身が出演しているドキュメンタリー番組も。
英語わかる方はいってらっしゃい~。
status Anxiety

スポンサーサイト
13:21 | 読書 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
何故か今村昌平 何故か『人間蒸発』 | top | キム・ヨンハ「光の帝国」読み終わりました

Comments

# 太陽の光に人生の喜びを感じる。
haruさん。今晩は。

昨日は、楽しんできましたか?いい一日でしたね。
今日も、朝から、テレビを見ていました。

哲学のことは、何もわかりませんが、太陽の光の輝きや、雨の優しさ。そして、風や雲や星たち、そして、今日の夜の上限の三日月、それに、宇宙の大きさなどを、日々感じています。その中で、人生は、とても短くて、だからこそ、とても大切なものだと思います。

人の苦しみを知ることは、本当の優しさを知ることにも通じていて、自分の苦しみが、他の人の苦しみを和らげることにつながるのなら、とても意味があるように思います。どんなことの中にも、発見があって、幸せが潜んでいるということが解ってくるようです。

何も難しいことはないと思います。おいしいものを食べて、大好きな映画を見て、あぁー、本当に幸せだと感じれば、どんな困難な中にいても、道は開けているのだと思います。

haruさんも、忙しい毎日だと思いますが、疲れたときは、空を見上げて見ませんか?たとえ、嵐でも、どんより曇った空でも、どんな空であっても、疲れた心を癒してくれると思います。
by: kazuko | 2009/05/28 21:41 | URL [編集] | page top↑
# はい。楽しんできました。
kazukoさん、コメありがとうです。
そうですね・・哲学と思うと難しい気がしますが
kazukoさんのおっしゃることを思い浮かべるときっとプラトンもアラン・ド・ボトンも同じことを考えていたような気がします。(*^。^*)
そして人の苦しみを知ること・・はきっと新作映画で語られていることに近い気がするんですよ。
まだ見ていないけれど。(笑)
彼も同じようなことを考えていたのかな・・・。
ちょっとそんなことを思いました。
そうですね・・。
以前は空を見て雲を見て風に吹かれて金木犀の匂いを嗅いで
幸せだったなぁ・・
今はいつも走っています。
暗い地下鉄の中で車窓に映る自分がとても疲れている顔をしている気がしてたまらなくなったりよくします。
そしてこれじゃいけないなぁ・・って思う。
その繰り返しです。
あの日の六本木。
芝生がフカフカでとっても気持ちが良かったんです。
どれくらいぶりかなぁ・・芝生の上歩いたの。
もっとうまく息を抜く方法を覚えないと自分が擦り減っていくような気がします。
まずはとりあえず空から。
そしてお休みには大好きなお友達と大好きな彼を眺めに行ってきます。
いつも励ましてくれてありがとうです。
kazukoさんも空見て下さいね。

by: kazukoさんへ | 2009/05/30 17:56 | URL [編集] | page top↑

post a comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://harunoshin1227.blog94.fc2.com/tb.php/69-e8e05ccd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。